市内は比較的落ち着いてきているとはいえ、未だ熊本県内では約6万人が避難生活を行っています。2度の震度7を観測した益城町では、人口約3.4万人に対し2割以上の人が避難し、住宅の約半分は損壊している状態です。(2016年4月24日現在)
【トイレ改善の取組み等】
●雨の日でも濡れずに仮設トイレを利用できるように、トイレまでのアプローチにテントを置いたり、ビニールシートで雨よけをつくっている避難所あり
●高齢者や子ども等への対応として、校舎内の多目的トイレスペースに自動密封式の簡易トイレを設置することで利便性を確保
●ボランティアや行政スタッフ等により、仮設トイレや室内のトイレの清掃を徹底
●市内の一部の避難所ではマンホールトイレを早期に設置・使用
●アルコール手指消毒剤やトイレットペーパーなど、トイレ周りの備品は比較的充足
【トイレ環境の課題】
●全体的に仮設トイレ等は和式が多いため洋式化の要望あり
●仮設トイレの男女分けなどに課題あり
●トイレ脇で避難生活をしている人がいたため改善が必要
●一部の避難所では避難住民に下痢の発症者あり
●手洗い水が十分でない避難所あり
今回の調査に合わせ、スタッフ有志と企業協力により、体を拭くための「ボディタオル」と「ソーラーライト」を持参しました。
ソーラーライトは、仮設トイレまでの道しるべになるものです。昼間に花壇等に指して充電し、夜間に必要な場所で使用することが出来ます。空のペットボトルを活用することで室内の廊下などにも設置することができます。このアイデアは、気仙沼市立唐桑中学校の方に東日本大震災で役立ったアイテムとして教えていただきました。トイレに必要なことは「安心」です。段階的にトイレを改善していく取り組みが広がればいいと思います。
今後の活動・報告については随時この「災害用トイレガイドWeb」ブログ内でご報告いたします。
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